"りるばす小ネタ集(仮題)"

ぷろろーぐ?










「強くなったな…理樹」

気分の悪くなるくらいの良い笑顔で恭介
(もちろんベランダの外から)

「…恭介…なんだよやぶからぼうに」

教室で自習中な理樹

「そんなわけで俺はもう就活がにっちもさっちもいかなくなってきたのでしばらくこっちの方に本腰を入れることにするよ」

寂しげ

「またいきなり状況説明的だね…」

「…『本腰を入れる』って言ってもえっちな意味じゃないよ?」

「そこはフツー誤解を心配するトコじゃないよ!」

「くっ…この俺にそんなご大層な口をたたけるほど強くなりやがるなんて!おれは嬉しくてしょうがないぞ!」

「何で切れ気味なんだよ!…まあいいや、恭介いないのは多少寂しいけど、お仕事しないとお金もらえなくていろいろと大変な事態が予想されるので了承」

「そ、そんなあっさりと了承されたら俺の立つ瀬が…」

「ええー…?!ここって引き留めなきゃいけないトコなの?!」

「な、なんて冷たいんだ…ま、そんなわけで、当面はこの猫を通じて皆にミッションを与えるのでそのつもりで」

ベランダの横にいる大きな黒猫を抱えながら

「にゃ?」

戸惑い気味

「うわ、でか!ドルジほどじゃないけどでか!」

「あ、こいつオスだ」


「真っ先にどこを確認してるのさっ!!…って冷静に考えたら、今と状況あまり変わってないし!それにそんなコトしてる場合じゃなさそうだってコトは恭介が一番…」

「うむ、ではミッションスタートだ!」

「聞けよ!」

「ううむ、ほんっとーに強くなったなお前…」

「っていうかそろそろまじめに将来考えようよ?いつまでもこのままじゃいられないのよく知ってるでしょ?」

「第一回目は後ほど追って伝える。そんなわけであでゅー♪」


颯爽と窓から

「だから聞けって言ってんだー!」

「ってどわああああああああああああああああああああ!」

「恭介ー!そっちは工事中でもう足場がー!!」

「そーゆーコトはもっと早くうううううう……」

エコーを残しつつ

「…うっわー、またずいぶんと深く…」

気の毒げ





*******





「…結局、恭介は就活に行ったのか?夕べから見ないけど」

翌朝ご飯食べながら真人
(朝からカツとか)

「うん、夕べの就職上京組に放り込んでおいた」

同じくご飯食べながら理樹
(恭介は途中のでこぼこに引っかかって怪我ひとつ無かったらしい)

「うわ、よくおとなしく言う事聞いたな」

「…めっちゃくちゃ渋ったんだけどミッション了承するからって言ったら一発だったよ?」

「…なんとなくヤな予感がしないでもないが」

「ま、いーでしょ。その程度で恭介が生業持つ気になってくれるならソレが一番!・…いつまでもこのままでいられたらいいけど、そういうわけにもいかないんだしさ」

「…」

まじまじと

「ん、どしたの?」

「…いや、なんか逞しくなったなー、と思ってさ?」

「…ははっ!そりゃ、野球の練習ばっかやってたから、ちょっと日に焼けたりとか筋肉ついたりとかはしたけど。…まだまだ真人には足元にも及ばないよ」

「…そゆコトじゃ、無いんだが…ま、いいや!んで、どーすんだミッション?例によってまたメールかなんかで来るのか?」

「うーん、それがねー…」











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ぱち ぱちぱち ぱちぱちぱち

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